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2026年1月 Windows Update(月例)の概要
Microsoft は 2026年1月13日(米国時間)、Windows 向けの 月例セキュリティ更新プログラム(Patch Tuesday) を公開しました。
今回のアップデートは、Windows 11 のすべてのサポート対象バージョンに対して配信されており、複数の深刻なセキュリティ脆弱性(実際に悪用が確認されたものを含む) が修正されています。
特に Windows 11 では、以下の累積更新プログラムが提供されています。
- KB5074109(Windows 11 バージョン 25H2 / 24H2)
- KB5073455(Windows 11 バージョン 23H2)
いずれも セキュリティ修正を中心とした必須アップデート となっており、個人ユーザー・法人ユーザーを問わず、早期の適用が強く推奨されます。
今月の Windows Update の位置付け
Windows Update の月例更新は、以下の特徴を持っています。
- 新機能の追加ではなく セキュリティと品質改善が中心
- 過去の修正をすべて含む 累積更新プログラム
- 適用しない場合、既知の脆弱性が放置されるリスクあり
2026年1月の更新では、Windows の中核コンポーネントに関わる脆弱性 や Secure Boot 関連の問題 が修正されており、特に企業環境では無視できない内容となっています。
Windows 11 バージョン 25H2 / 24H2
KB5074109(OS ビルド 26200.7623 / 26100.7623)
更新プログラムの概要
- KB番号:KB5074109
- OS ビルド:26200.7623 / 26100.7623
- 対象:Windows 11 バージョン 25H2 / 24H2
- 種類:累積的セキュリティ更新プログラム
この更新プログラムは、セキュリティ修正に加えて、過去に提供されたオプション更新(プレビュー更新)の内容も含まれています。そのため、今回初めて適用する場合でも、直近の改善点がまとめて反映されます。
KB5074109 の主な修正・改善内容
セキュリティ関連の修正
- Secure Boot 証明書に関する検証処理の改善
- Windows コアコンポーネントに存在する権限昇格の脆弱性修正
- Desktop Window Manager(DWM)における情報漏えい対策
- WinSqlite3.dll の脆弱性修正
これらは、悪意のあるアプリケーションやローカル攻撃による影響を防ぐための重要な修正 です。
システム安定性・信頼性の向上
- Azure Virtual Desktop 環境での接続安定性改善
- VPN 使用時に発生する可能性があったネットワーク問題の修正
- Windows Subsystem for Linux(WSL)利用時の通信トラブル改善
- 一部 NPU 搭載デバイスで確認されていた電源管理の問題を修正
これらの改善により、業務用途・仮想環境・開発用途での安定性向上 が期待されます。
サポート終了ドライバーの整理
- Agere ソフトモデム関連ドライバーを削除
この変更はセキュリティ上のリスク低減を目的としたもので、
古いドライバーを利用している環境では互換性確認が推奨されます。
サービススタック更新(SSU)を同梱
KB5074109 には サービススタック更新(SSU) が含まれており、
今後の Windows Update をより安全かつ確実に適用できるよう改善されています。
Windows 11 バージョン 23H2
KB5073455(OS ビルド 22631.6491)
更新プログラムの概要
- KB番号:KB5073455
- OS ビルド:22631.6491
- 対象:Windows 11 バージョン 23H2
- 種類:累積的セキュリティ更新プログラム
Windows 11 23H2 は現在も広く利用されているバージョンであり、
今回の更新では 上位バージョンとほぼ共通のセキュリティ修正 が適用されます。
KB5073455 の主な修正内容
- Secure Boot 証明書関連の改善
- ネットワーク・RDP 接続の信頼性向上
- WinSqlite3.dll を含む複数コンポーネントの脆弱性修正
- サポート終了ドライバーの削除
機能追加はありませんが、安全性と安定性の底上げが目的 のアップデートです。
2026年1月更新で修正された主な脆弱性(CVE)
今回の月例アップデートでは、Microsoft Security Response Center(MSRC)より
多数の CVE(共通脆弱性識別子) が公開されています。
注目すべき脆弱性
CVE-2023-31096
Windows Agere ソフトモデムドライバーに関する特権昇格の脆弱性。
既に詳細情報が公開されており、古い環境では注意が必要です。
CVE-2026-21265
Secure Boot に関連する検証処理の問題。
攻撃者が意図しないコードを実行できる可能性があるため、特に重要度が高いとされています。
CVE-2026-20805
Desktop Window Manager(DWM)の情報漏えい脆弱性。
実際に悪用が確認されているゼロデイ脆弱性 であり、最優先での更新が推奨されます。
法人・企業環境での注意点
企業や組織で Windows 11 を運用している場合、以下の点に注意してください。
- Secure Boot 関連の変更により、一部のカスタムイメージや古いデバイスで影響が出る可能性
- WDS(Windows Deployment Services)を利用した展開手法の仕様変更
- VPN / 仮想デスクトップ環境での動作確認
本番展開前に 検証環境でのテスト適用 を行うことが推奨されます。
アップデートの適用方法
自動更新
通常は Windows Update を通じて自動的に配信されます。
- 設定
- Windows Update
- 更新プログラムの確認
手動インストール
Microsoft Update カタログからKB5074109 / KB5073455 を個別にダウンロードして適用することも可能です。
既知の問題について
現時点で、Microsoft から 深刻な既知の不具合は報告されていません。
ただし、特定環境や構成によっては予期しない挙動が発生する可能性があります。
問題が発生した場合は、
- Microsoft サポート情報
- Windows リリース正常性ダッシュボード
を確認してください。
まとめ:2026年1月の Windows Update は必須レベル
- Windows 11 の全サポートバージョン向けに更新配信
- ゼロデイ脆弱性を含む重要なセキュリティ修正
- Secure Boot・ネットワーク・仮想環境の安定性向上
- 機能追加はないが、安全性の観点から適用必須
2026年1月の月例アップデートは、
「後回しにせず、早めに適用すべき重要アップデート」 と言える内容です。
