【対策方法】スマホやパソコン発火事故の原因と対処【windows10/11 PC タブレット ipad iphone android モバイルバッテリー】


パソコンスマホ発火の原因と対策 2 | IT

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https://www.sankei.com/article/20230117-EP3RSCDKPJO5HILMWD72KOIE4I/

2023年1月17日、東京電力柏崎刈羽原発でノートパソコン発火という驚きの事故がありました。
まもなく消火され、ケガ人はなく原発への影響もなかったという事で一安心です。

近年、スマホやタブレットなど保有率が増加し、パソコン含め当たり前のように誰でもIT機器を利用する毎日です。

その裏側で、これらの端末が原因とみられる火災事故が毎年頻繁に起きていますが、利用者はあまり危険性を感じていない現実があります。

恐らくみなさん、こう思われているのではないでしょうか?

日本で売っている機器なのに、そんなことが起きるわけない

自分のパソコンやスマホが、発火なんてありえない

いざ起きた時に後悔がないよう、バッテリーやパソコン発火の「原因」と「対策」をご紹介いたします。

発火の原因って?

スマホやパソコン、モバイルバッテリーやタブレットなどの主な発火原因はこちらです。

・ バッテリーの劣化や不具合、不良による発火

・ 内部の基盤に溜まったホコリがショートして発火

・ 設計外の断続的な使用で発熱

パソコンやスマホの分解方法が「Youtube」や「ネット」など簡単に出てきますが、内蔵バッテリーにキズが入るだけで簡単に発火してしまいます。

IT機器に得意な方ほど色々触ってしまいがちですが、分解が原因となる火災を防ぐため以下の記事を一読頂けると幸いです。

柏崎刈羽原子力発電 ノートパソコン火災の原因

2023年1月17日東京電力ホールディングス株式会社の発表で火災の原因が、ノートパソコンのバッテリー部分から出火したものと推定されました。

ノートパソコンの、リチウムイオンバッテリー劣化もしくは不良を原因とした発火の可能性が高いと思われます。

柏崎刈羽原子力発電所での火災・発煙の発生について(参考:現場写真)

https://www.tepco.co.jp/niigata_hq/kk-np/index-j.html

リチウムイオン電池の発火・爆発

「ノートパソコン・モバイルバッテリー・スマートフォン・タブレット」に搭載されている「リチウムイオンバッテリー」は発火や爆発の危険性があります。

飛行機に搭乗する際、すぐ消火できる「手荷物」でないと持ち込めないですよね。

本来、発火や爆発の危険性がある「バッテリー」は、各メーカーが販売前に専門機関の認証を受け、消費者へ届けられます。

しかし近年、個人輸入やオークションサイト、フリマサイトなど海外製の安価なバッテリー(モバイルバッテリーやノートパソコンの互換性バッテリーなど)を手軽に購入できるようになりました。

安いという理由で判断すると、きちんとした品質検査を受けていないバッテリーを購入してしまい発火や爆発の原因となる場合がありますので注意しましょう。

製品の落下でバッテリーがショート

ノートパソコンやモバイルバッテリー、スマホやタブレットなど「リチウムイオンバッテリー」を内蔵する機器は、意図せぬ落下や衝撃でバッテリー本体に衝撃が加わる可能性があります。

リチウムイオン電池は、電源コンセント不要でワイヤレスに電化製品を利用できる一方「衝撃に弱く熱がこもりやすい」という欠点があります。

こちらの映像がリアルです。2:15くらいから

こちらは7:30より

落下などによる強い衝撃で、破裂や発火する危険性がありますので取り扱いには十分注意が必要です。

本体のケースが割れて、内部バッテリーに大きな衝撃がないよう十分気を付けましょう。

https://iphone-mania.jp/news-43078/

バッテリーの不良

そもそもバッテリーの設計が粗悪な場合、外見に問題なくてもそもそも不良があったり、利用するにつれて内部に異物が入って劣化が早まったりすることがあります。

国内大手のメーカー品であれば、ある程度の品質を担保できますが、購入元が不透明な中古品や海外製品はどのような検査をしているか把握することが難しいため注意が必要です。

ニュースになる事故は、海外製のバッテリーを使用した製品の発火が多い印象です。

https://news.ntv.co.jp/category/international/352195

ノートパソコン 充電中に発火

「ボンッ」。2015年10月のある朝、突然の爆発音に驚いたAさんは、音がした寝室へと駆けつけた。ベッドの上で充電中のノートパソコン(PC)から吹き飛んだ電池が、火柱を立てて燃えていた。

https://toyokeizai.net/articles/-/219236

非純正品のバッテリーから出火

安価だといって非純正バッテリーを利用すると火災の原因となりますので注意しましょう。

ダイソンの掃除機に非正規バッテリー

この火災は、長屋兼共同住宅の2階居室でコードレス掃除機を充電中にバッテリーパック
内部が発熱、短絡して出火したものです。このコードレス掃除機には、インターネットサイ
トで販売されていた純正品でないバッテリーパックが取り付けられていました。

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-ooi/topix/denchi.pdf

マキタのバッテリーに非純正バッテリー

https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2019fy/prs200123.html

リチウムイオンを原因とした発火・爆発の事故件数

製品評価技術基盤機構(NITE)によると、「ノートPC」「モバイルバッテリー」「スマートフォン」に搭載されているリチウムイオンバッテリーによる事故が増えていると報告しています。

古い情報ですが、平成24年度~平成28年度の5年間で「ノートPC110件、モバイルバッテリー108件、スマホ56件」も発生しているとのこと驚きです。

資料:製品評価技術基盤機構(NITE)

モバイルバッテリーの発火例

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20190318003050.html?iref=pc_photo_gallery_prev_arrow

リチウムイオンバッテリーのリコール情報

経済産業省の製品安全ガイドよりリチウム電池を原因としたリコール情報を確認できます。

https://www.meti.go.jp/product_safety/recall/denki_5.html

バッテリー発火対策① PSEマークがある製品を購入する

モバイルバッテリーなどは、技術基準適合、出力電圧、加圧試験、落下試験、過充電試験、高温試験等の全数検査が義務付けられており、その検査を通過した製品には、「PSEマーク」が付いています。

高い安全基準の証拠である「PSEマーク」が付いたバッテリー製品を購入するようにしましょう

https://www.jqa.jp/service_list/safety/service/mandatory/pse/

https://www.ankerjapan.com/blogs/magazine/5-best-mobile-battery-anker-0

バッテリー発火対策② バッテリーの特性を理解し気を付ける

・ バッテリーを内蔵する機器を高温な環境で放置しない
・ 低温な環境で、バッテリー充電を控える
・ 機器のマニュアルをよく読んで使用方法を守る
・ 製品の落下や振動に気を付け、余計な圧力や衝撃を与えない
・ バッテリーの膨張が確認出来たら利用を停止し、メーカーサポートを確認する 
・ 充電が遅くなったり、熱くなるなど以上を感じたら利用をやめる
・ 絶対に分解しない
・ ペットが噛まないように注意する
・ 濡れた機器をドライヤーで温めない
・ ストーブやファンヒーターの近くに置かない

おすすめのPSE対応製品

バッテリーのないデスクトップパソコンの発火例

ノートパソコンやスマホなどバッテリーを搭載している機器の発火は、内蔵バッテリーが原因の可能性がほとんどですが、バッテリーを内蔵していないデスクトップパソコンやサーバでも発火事故はあります。

デスクトップパソコン発火の主な原因は、内部に溜まったホコリが原因の「トラッキング火災」です。

電源OFFなら大丈夫!と思われるかもしれませんが、基板(マザーボード)についているボタン電池からショートして発火の原因となる危険性がありますので注意しましょう。

https://www2.elecom.co.jp/cable/pc-tap/tracking/index.html

一体型パソコンのディスプレイ発火例

https://ekishousyuuri.com/blog/lcd/16989

電源OFFのデスクトップパソコンの発火例

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1808/11/news035.html

まとめ

ノートパソコンやモバイルバッテリー、スマホやタブレットなどバッテリーを内蔵している機器はどれも火災の危険性があります。

バッテリーだけでなく、電源が入っていないデスクトップパソコンやサーバも内部のホコリが原因でボタン電池をきっかけにショートとなり火災事故が起こっています。

モバイル機器は落下やバッテリーに異常に気を付け、場所を動かさない常設型の機器についてもホコリなどが内部に溜まらないよう定期的な掃除を行いましょう。

ここまでお読み頂きまして誠にありがとうございます。

本記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。

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