本記事では、2024年7月19日に発生したクラウドストライク社のセキュリティツールを原因とするWindows11のブルースクリーンがループ状態になってしまう症状の回避・解除方法についてご紹介いたします。
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エラーの症状
Windows11のパソコンがブルースクリーン状態になってしまい、再起動しても同じ症状がループします。
Win11のパソコンを操作中に画面が青くなり、強制的に再起動とループを繰り返します。
エラーメッセージ
デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。自動的に再起動します。
対象
Wiindowsの端末でクラウドストライク社のEDRセキュリティソフト「Falcon Sensor」を利用している端末で発生します。
- Windows11
- Windows Server OS
原因
CrowdStrike(NASDAQ:CRWD)社のセキュリティソフト「CrowdStrike Falcon Sensor」に含まれるドライバー「csagent.sys」が原因である可能性が指摘されています。
復旧前の準備
BitLockerなどでPCの暗号化を行っている場合、回復キーの入力が必要となります。
事前に回復キーを準備の上で復旧を試みましょう。
セーフモードでファイルを削除
① WindowsをWindows回復環境で起動
② 「C:\Windows\System32\drivers\CrowdStrike」を開く
③ 「C-00000291*.sys」を削除
④ PCを再起動
3回起動に失敗する
Windows11は3回起動に失敗すると、自動的にWindows回復環境を起動します。
詳細オプション
自動修復でPCを修復できませんでしたとメッセージが表示されたら【詳細オプション】を選択します。
トラブルシューティング
オプションの選択画面が表示されたら「トラブルシューティング」を選択します。
詳細オプション
トラブルシューティングが表示されたら「詳細オプション」を選択します。
スタートアップ設定
詳細オプションより「スタートアップ設定」を選択します。
再起動
スタートアップ設定より「再起動」を選択します。
セーフモードで起動
スタートアップ設定が表示されたら「F4」でセーフモードを起動します。
クラウドストライクのディレクトリへ移動
PCがセーフモードで起動したら「C:\Windows\System32\drivers\CrowdStrike」を開きます。
※コマンドプロンプトの場合
cd C:\Windows\System32\drivers\CrowdStrike
「C-00000291*.sys」を削除
「C-00000291*.sys」を削除します。
※コマンドプロンプトの場合
del C-00000291*.sys
その他、セーフモードの起動方法
回復ドライブまたはインストールメディア
Windows11の回復ドライブをUSBやDVDに作成してブートします。
① 言語とキーボードの設定を選択し、「次へ」をクリックします。
② 「コンピューターを修復する」を選択します。
③ 「トラブルシューティング」を選択します。
④ 「詳細オプション」を選択します。
⑤ 「スタートアップ設定」を選択し、「再起動」ボタンをクリックします。
⑥ 再起動後、オプションのリストが表示されます。キーボードのF4キーを押して「セーフモードを有効にする」を選択します。
世界の被害状況
USJ
(POSレジを)1台1台手当てしているので時間がかかっている
JAL
国内線の予約・購入・予約確認・予約変更・予約取消が利用不可
冷蔵庫が開かない
会社のPCがブルースクリーン
クラウドストライク社
CrowdStrike Holdings Inc.(NASDAQ:CRWD)は、サイバー攻撃からシステムを守るため先進的なセキュリティサービスを提供している企業です。
彼らの主要サービスであるFalconプラットフォームは、クラウド技術とAIを使って、リアルタイムで攻撃を検知し、自動的に防御や修復を行います。このプラットフォームは、軽量で簡単に使えるため、短時間で高い保護性能を発揮します。
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