【労務管理と節電対策】パソコンの起動とシャットダウン時間を調べる方法(Windows10/11)


シャットダウン時間 1 | Microsoft

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電気代も値上り傾向となり、電源を入れっぱなしになっているパソコンの電気代が気になる方も多いのではないでしょうか? 自分のパソコンであればマメに電源のON/OFFができますが、家族のパソコンや仕事場で他の社員が利用している端末などは確認が難しい場面もありますよね。

特に職場や学校などで、「節電のためパソコンの電源を切って帰りましょう」と啓蒙してもなかなか対応してくれない方がいますよね。そのような事がないかを確認するため、電源の入り切り具合が実際どうだったか確認する方法をお伝えします。

パソコンの起動時刻と終了時刻のログを調べる方法

インストールが必要なソフトなどは利用しません。PCの標準機能にあるログの確認で可能です。

Windows10の場合

① 左下の「Windows」マークを「右クリック」

② コンピューターの管理をクリック、もしくはキーボードで「G」キー

③ 少し待つと「コンピューターの管理」が立ち上がりますので、左サイドメニューより「イベントビューアー」→「Windowログ」→「システム」の順で開いてください。この画面では、パソコン内の色々な管理情報を確認することができます。ログのサイズによっては、数分程度時間が掛かる場合があります。

⑤ 右側の「操作」より、「現在のログをフィルター」をクリックしてください。パソコン内に保存されている色々な管理情報より電源ON/OFFの時間を調べます。

⑥ 「現在のログをフィルター」画面より「<すべてのイベントID>」と表示されている項目に「7001-7002」と入力して「OK」をクリックしてください。「7001はログイン」「7002はログアウト」のイベントIDです。PC起動と終了の大体の目安となりますので参考としてご確認ください。

例)2022/10/24は7:26に起動(ログオン)して18:03にシャットダウン(ログアウト)していることが分かります。

その他、以下のイベントIDで色々なログを確認することができます。

  • 6005   起動
  • 6006   正常なシャットダウン
  • 6008   正常ではないシャットダウン
  • 6009   起動の際にブート情報を記録
  • 1    スリープ状態
  • 42    スリープ状態より復帰
  • 12    OS起動時
  • 13    起動(ログオン)
  • 7001    起動 (ログオン)
  • 7002    シャットダウン (ログオフ)

7001の注意点

Windows10の「高速スタートアップ」機能が働いている場合は、スリープ扱いとなる為6005と6006は記録されません。7001と7002を参考にしてください。

Windows11の場合

① 「Windows」マークを「右クリック」し、「イベントビューワー」をクリック。

② 「イベントビューアー」→「Windowログ」→「システム」の順で開いてください。この画面では、パソコン内の色々な管理情報を確認することができます。ログのサイズによっては、数分程度時間が掛かる場合があります。

③ 右側の「操作」より、「現在のログをフィルター」をクリックしてください。パソコン内に保存されている色々な管理情報より電源ON/OFFの時間を調べます。

④ 「現在のログをフィルター」画面より「<すべてのイベントID>」と表示されている項目に「7001-7002」と入力して「OK」をクリックしてください。「7001はログイン」「7002はログアウト」のイベントIDです。PC起動と終了の大体の目安となりますので参考としてご確認ください。

例)2022/10/24は7:26に起動(ログオン)して18:03にシャットダウン(ログアウト)していることが分かります。

その他、以下のイベントIDで色々なログを確認することができます

  • 6005           ログ記録の開始
  • 6006           正常なシャットダウン
  • 6008           正常ではないシャットダウン
  • 6009           起動の際にブート情報を記録
  • 1            スリープ状態
  • 42            スリープ状態より復帰
  • 12            Windowsの起動
  • 13            Windowsのシャットダウン
  • 7001            ログオン
  • 7002            ログオフ

例えば「Windowsがシャットダウンした時刻を知りたい!」という場合は、イベントIDが「13」のログを探せばいいわけです

イベントビューワーとは

ここで紹介したイベントビューアー(event viewer)は、パソコン使用時のイベント(PCやアプリの起動・終了、エラーの発生等)を確認するための機能となります。

イベントビューアーはもともとWindowsパソコンに備わっている機能なので、外部のソフトをインストールすることなく無料でわざわざインストールしなくても使用することができます。

複数人でパソコンを共有している場合にも、自分以外の利用者がどのタイミングでパソコンを起動したのか分かるので便利です。また、何もしていないのにPCの調子が悪くなったということはよく聞きますが、イベントビューアーでログを確認し調子が悪くなった時刻にどのようなことがあったのか確認することもおすすめです。

PCの調子が悪くなった時間帯で、レベルが「エラー」になっているログがないか確認してみましょう。エラーを見つけたら、「ソース」や「イベントID」をインターネットで検索してみると解決策が見つかる可能性があります。

イベントビューワーの簡単な開き方

イベントビューワーを開く方法は、上記以外にもいくつがあります。よく開くことが多いという方向けに、ショートカット方法をお伝えします。

① キーボードの「Windowsキー」と「R」を同時に押す。

② 「ファイル名を指定して実行」というダイアログが表示されるので、「eventvwr」と入力し「OK」をクリック。

③ イベントビューワーが起動します。

PCの電源つけっぱなしにすると電気代は高いのか?

マイクロソフトのサイトに節電についての紹介がありました。結論から述べると、「90分以内の離席ならスリープ設定の方がよい」とのことです。

シャットダウンは完全に電源オフとなりますが、スリープはメモリに作業内容を一時的に保存し、すばやく復帰できるよう、低消費電力状態で待機する機能です。

PC で最も電力を消費するのは、実はシャットダウンや起動時です。そのため短い時間でシャットダウンと起動を繰り返すと、かえって電力を多く消費してしまいます。マイクロソフトの調査では、中断時間がおよそ 90 分以内であれば、スリープの方が消費電力量は低いことがわかりました。

www.microsoft.com

ご参考