【設定方法】Windows11のパソコンで、古くなったHDDを動作の早いSSDへ複製する方法【EaseUS Disk Copyレビュー/ディスクコピー】


【設定方法】Windows11のパソコンで、古くなったHDDを動作の早いSSDへ変換する手順【EaseUS Disk Copyレビュー】 6 | レビュー

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古く動作の遅いパソコンは、OSが構成される内蔵ハードディスク(HDD)をSSDへ交換するだけで簡単に高速化する事が出来ます。本記事では、簡単な操作でディスクコピーを行うことができる方法をご紹介致します。

HDDからSSDへ交換するメリット

同じパソコンで、内蔵ディスクをHDDとSSDで動作を比較した動画をPCメーカーのAcerが公開しています。【比較内容:起動、WEBブラウザ、再起動、シャットダウン】

検証結果(検証機:Windows10Pro 64bit CPU:Core i3

SSDHDD
OSの起動8秒27秒
WEBブラウザの起動3秒11秒
再起動23秒74秒
シャットダウン7秒18秒

検証結果の通り、パソコンの高速化は「SSDの交換」が効果的です。

HDDよりSSDへの交換は、専用ソフトで行うことが簡単で安全です。

今回は、統合型ディスク管理ツール「EaseUS Disk Copy」の設定方法をご紹介致します。

EaseUS Disk Copy とは

スマホやPCのデータ復旧やバックアップ、パーティション操作などの効果的なアプリを提供する「EaseUS社」が開発・販売する「EaseUS Disk Copy」は、簡単な操作で安全にPCに内蔵するディスクのコピー・クローンを作成することが出来ます。

今回は「EaseUS Disk Copy」を活用し、簡単な操作でHDDよりSSDへクローンを作成する手順をご紹介致します。

EaseUS Disk Copyの主な機能

・ディスクコピー
・パーティションコピー
・OSの移行
・インストール不要

【公式サイト】ディスクのクローン方法(英語版)

動作環境

EaseUS Disk Copy」をインストールするPCの利用条件は以下の通りです。

OS
・Windows11
・Windows10
・Windows Server 2019/2022

CPU
・x86系以上

メモリ
・1GB以上

フォーマット
・・Windows Server 2019/2022

EaseUS Disk Copy」でディスク操作することができるデバイスは以下の通りです。

デバイス
・IDE HDD、USB HDD、SCSI HDD、SATA HDD、Fire wire (IEEE 1394) HDDなど

容量
・最大16TB

HDDをSSDへコピーする手順と必要なもの

パソコンに内蔵するHDD(ハードディスク)をSSDへ複製・コピーする主な流れと、必要なものは以下の通りです。

HDD→SSD コピーの流れ

1.対象のパソコンより、内蔵HDDの取り外しが可能か確認

2.交換用「SSD」と内蔵ディスクとPCを接続するための「変換ケーブル」を準備

3.コピーソフトで、パソコンの内蔵HDDをSSDへ複製

4.複製したSSDを、パソコンの内蔵HDDと交換して起動

パソコンのHDDを取り出すことができるか確認する方法

対象パソコンの型番を確認します。
NEC製ノートパソコンは、裏面にシールで記載されています。

型番を把握できたら、Googleなどの検索サイトで「型番●●●+HDD交換」と検索し、ヒットしたWEBサイトを参考にHDDが取り出せるか確認します。

バッテリーを内蔵するノートパソコンの分解は、発火の危険性を伴いますので十分注意しましょう。
【対策方法】スマホやパソコン発火事故の原因と対処

HDD→SSD コピーに必要なもの

PCよりHDDの取り出しが可能であれば、交換先のSSDとPC接続USB変換ケーブルを準備します。

SSDは現在利用している容量以上のサイズを選ぶことを注意します。

参考:SSD(500GB)

参考:SSD(1TB/1000GB)

SSD→PC接続用USB変換アダプタは、いくつか種類がありますが「UASP対応モデル」を選択します。

USBケーブルタイプ

ケースタイプ

Type-C付きUSBケーブル

EaseUS Disk Copy のダウンロードと実行方法

SSDと変換ケーブルを準備できたら、ディスクコピーソフトをPCへダウンロードします。なお、ソフトウェアはインストール型ではなくそのまま実行して利用します。

以下のリンクより「EaseUS Disk Copy」のダウンロードページを表示します。

【公式サイト】PCクローンソフト「EaseUS Disk Copy」無料ダウンロード

「ダウンロード」を選択し任意の場所へ保存します。

ダウンロードした「dc_portable_20240202.421060.exe」ファイルをダブルクリックで実行します。

起動するまでしばらく待ちます。

有料プランが表示されますが、この時点では「×」で閉じます。
SSDの接続に問題ないことを確認できたら、有料プランの検討を行います。

内蔵ディスクが認識されているか確認します。

ダウンロード以降のソフト起動は、ダウンロードした「dc_portable_20240202.421060.exe」ファイルを実行して起動します。

HDDよりSSDへディスクコピー方法

準備した「SSD」を「SATA対応PC接続ケーブル」でパソコンのUSBポートに接続します。

デスクトップなどへ保存した、「dc_portable_20240202.421060.exe」ファイルを実行します。

「新しいハードディスクが見つかりました。OSを当該ハードディスクに移行しますか」というメッセージが表示されたら、「はい」を選択します。なお、コピー先のデータは消去されますので間違いないよう注意しましょう。

コピー元(パソコン)のディクスとコピー先のSSDが認識されていることを確認し、「実行」を選択します。ターゲットディスクがSSDの場合はチェックを入れます。

有料プランのライセンスを購入し、ライセンス認証を行います。

ディスクコピーは通常1回で十分なので、個人的な利用であれば最安の1か月をおすすめします。

ディスククローンが開始されますのでしばらく待ちます。

ディスクコピー処理が完了したら「完了」を選択します。今回は1時間程度でした。

ディスクコピーが完了したSSDと、パソコンの内蔵ディスクを交換して作業は完了です。

ディスクの交換後、パソコンを起動します。

「オプションの選択」画面が表示されたら、「続行(終了してWindows10に進みます)」を選択して下さい。

以上より、Windowsの起動を確認して終了です。

EaseUS Disk Copy の参考記事

Windows11をM.2 SSDにインストールする方法【完全解説】

クローンする前に新しいSSDのフォーマットが必要?

無料バックアップソフトでハードドライブをクローニング―EaseUS Disk Copy

まとめ

「EaseUS Disk Copy」はシンプルな画面で数クリックの操作だけで簡単にディスクコピーができるソフトウェアです。

無料版ではディスクの認識が出来る程度となりますが、問題なくディスクコピーができそうであれば有料ライセンスの購入を検討しましょう。

【公式サイト】PCクローンソフト「EaseUS Disk Copy」無料ダウンロード