Excelを保存する際に、「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください。」というエラーメッセージが毎回表示され困っている方に向けて解決方法のご紹介です。
症状

エクセルファイルを保存しようとしたら、上記のメッセージが毎回表示されます。
いちいち「OK」をクリックする必要がありとても面倒です。
原因
Excelの機能として、「ドキュメント検査機能」や「ブックの検査機能」が有効になっていることが原因です。
「ドキュメント検査機能」は、
エクセルファイルの中に個人情報やコメントなどが含まれていないか簡単にチェックして、確認や削除をするための機能です。
・ コメントと注釈
・ 非表示の行、列、ワークシート
・ ドキュメントのプロパティ
・ 個人情報 など
メールで社外などへexcelファイルを送付する際、見せたくない不要な情報が含まれていないか確認するために便利です。
エラー表示の条件
Excelにマクロが含まれており、「ドキュメント検査機能」で個人情報を削除した場合に表示されます。
「ドキュメント検査機能」が「有効」の状態で、「削除できなかった個人情報があるかもしれないよ」というExcelから念のための確認メッセージです。

対処方法
以下の流れで設定の変更を行ってください。
excelを開いた状態で、「ファイル」 → 「オプション」 →

「セキュリティセンター」 → 「セキュリティセンターの設定」 →

「プライバシーオプション」 → 「☑ファイルを保存する時にファイルのプロパティから個人情報を削除する」のチェックを外してください。

「OK」で閉じて、保存の際に同じメッセージが出ないか確認してください。
以上です。
「ドキュメント検査機能」の設定
「ドキュメント検査機能」は、
作成したエクセルファイルに、意図せぬ情報が含まれていないか確認することに便利な機能です。
チェックしたい項目を選ぶには以下の手順で内容を確認してください。
excelを開いた状態で、「ファイル」→「情報」→「ブックの検査」→「ドキュメント検査」

検査したいドキュメント検査内の項目を選択し、
「検査」ボタンを選択することで、「ドキュメント検査機能」が有効になります。

まとめと注意
「ドキュメント検査機能」は意図せぬデータ流出を防ぐためにとても便利な機能です。
反面、削除したデータは元に戻すことはできませんので注意してください。