Microsoft Office2013の延長サポートが2023/4/11で満了します。
Office2013のサポート終了に合わせ、新しいOfficeへ移行を検討されている方も多いのではないでしょうか?
最新版Officeは、買い切り版やサブスクリプション型など用途に合わせたプランがいくつもありますが、ヤフーショッピングやヤフオクなどネットには本物か疑いたくなるような激安価格のライセンスが多く販売されております。
これらの多くは、非公式ライセンスがほとんどですので注意が必要です。
本記事では、実際にヤフーショッピングでWindows11激安プロダクトキーを購入し、インストールしたらどうなるのか?を検証しました。
Microsoft365の激安ライセンス
Yahooショッピングやヤフーオークションでは、正規版と記載があっても疑いたくなるような価格でMicrosoft365のライセンス・プロダクトキーが販売されています。
Yahooショッピングで「microsoft365」と検索
ヤフーオークションで「microsoft365」と検索
ヤフーショッピングでMicrosoft365激安ライセンス購入手順
今回はヤフーショッピングで販売されているランキング34位、198円のライセンスを購入して実際に適用できるか確認します。
タイトルには「Microsoft 365 最新 旧称office365 送料無料 再インストール可能 5台のPC&Mac モバイル10台 ダウンロード版」とありますのでカートに入れます。
表示される画面を進み、最後に価格を確認して注文を確定します。
注文が完了しました。
○○までにお届け予定とありますが、メールで届きます。
ストアよりメールが届き、ログインアカウントとパスワードが記載されています。
今回のショップは土日に購入し、12時間程度で返信がありました。
メールはタイトル・本文共に必要最低限なので見逃してしまいそうなので注意して下さい。
メールに記載があるIDとパスワードを控えます。
Microsoft365インストールのテスト環境
今回は、Windows11に組み込まれているHyper-Vと呼ばれる仮想環境でMicrosoft365設定のテストを行います。
Hyper-Vを使用することで、別のPCがなくてもアプリをクリーンな環境でテストすることができます。
Windows11でHyper-Vを設定する方法について以下をご参考ください。
購入したライセンスIDでMicrosoft365へログインする手順
ブラウザを起動しリンクより、「サインイン」を選択します。
メールで届いたアカウントとパスワードを入力し「サインイン」します。
パスワード入力画面には中国語で記載があります。
中国内アカウントの可能性があります。
パスワードの変更画面が表示されたら現在のパスワードと新たなパスワードを入力し「サインイン」を選択します。「詳細情報が必要」と表示されたら「次へ」を選択します。
ブラウザが起動し「アカウントのセキュリティ保護」の画面が表示されたら、下にスクロールして「セットアップをスキップします」を選択します。
「サインインの状態を維持しますか?」の画面で「はい」を選択します。
少し待つとセットアップが完了しブラウザ版「Microsoft365」が起動します。
Microsoft365のOfficeをパソコンにインストールする方法
Microsoft365のログイン画面より「アプリをインストール」→「Microsoft365Apps」を選択します。
https://www.office.com/?auth=2
アプリの保存先を選択しダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを実行します。
20分ほど待つとインストールが完了しますので「閉じる」を選択します。
以上でインストールは完了となります。
Microsoft365アプリのショートカット作成方法
Windows11へMicrosoft365のアカウントでインストールしたOfficeのアプリは以下の記事でショートカットを作成する方法をお伝えしています。
Officeアプリの初期設定
Microsoft365のアカウントを利用してインストールしたアプリの初期設定を行います。
いずれかのOfficeアプリを起動すると「Officeへようこそ!」画面が表示されますので「続行」を選択します。
「Officeライセンスの認証」画面が表示されたらアカウント名を確認して「次へ」を選択。
「パスワードの入力」画面が表示されたら「パスワード」を入力して「サインイン」を選択します。
「詳細情報が必要」と表示されたら「次へ」を選択します。
ブラウザが起動し「アカウントのセキュリティ保護」の画面が表示されたら、下にスクロールして「別の方法を設定します」を選択します。
「別の方法を選択します」の画面で「電子メール」を選択します。
メールアドレスを入力して「次へ」を選択します。
「すべてのアプリにサインインしたままにする」の画面で「OK」を選択します。
この操作で他のOfficeで同様の操作をスキップします。
ショップより送られてきたアカウントが登録されていることが確認できます。
「アカウント」を選択し、こちらでもアカウントが認証されていることが確認できます。
Office更新プログラムも問題なく利用できました。
以上より、ライセンス自体は問題なく適用できることを確認できました。
ヤフオクやヤフーショッピングで販売されているライセンスは本物?
「ヤフオク」や「ヤフーショッピング」で販売されている激安のMicrosoft365やOffice2021ライセンスが本物かどうかは保証できません。
ショップによっては、法的に許可されていない方法でライセンスを取得し、それらを激安価格で販売することがありますし、偽のライセンスを販売する悪質な販売者がいないとも言い切れません。
Microsoft365やOffice2021の正規ライセンスは、Microsoftやその公式パートナーから購入することをお勧めします。
正規ライセンスを購入することにより、Microsoftのサポートやアップデートを間違いなく受けることができます。
【注意】Microsoft365/Office2021の正規ライセンス
ヤフーショッピングやヤフオクなどで激安販売されているライセンスキーは、元は正規品でも販売・転売は規約違反の可能性があります。数百円~数千円程度で販売されているライセンスは注意が必要です。
正規品Microsoft365/Office2021製品の入手はこちら
ヤフオクやAmazonなど非公式激安Officeの危険性
身近なヤフオクやAmazonでは、非公式経由のOfficeが激安価格で販売されています。
価格が安いからといってこのようなofficeを購入すると、インストールができなかったりライセンスの認証エラーになったりとトラブルが多く報告されています。
Microsoftより非正規品のofficeについて見分け方がアナウンスされています。
Pro製品やOffice365、メディア付きのofficeは非公式です。
1. Office Professional Plus や Office 365 を販売している
Office Professional Plus は、企業向けの商品で一般消費者向けには販売されていません。また Office 365 は 2020 年 4 月より Microsoft 365 に名称を変更しています。これらの製品は、すでに利用できない不正なプロダクト キーとセットで販売されているケースが数多く報告されています2. Office Home and Student、Office 365 Home Premium を販売している
Office Home and Student、Office 365 Home Premium は、日本国内向けには販売されていません。Office Home and Student を購入したが、実際は他のエディションが送られてきて、添付されていたプロダクト キーを使って認証できなかった、という問題が報告されています。3. 他国語版を販売している
Office は、各国の環境に合わせて商品をご提供しています。他国語版をご購入されても、日本国内では認証されません。購入したが認証できずに利用できない、サポートを受けることができないというトラブルが発生しています。4. OEM 版、DSP 版と称したエディションを販売している
OEM 版、DSP 版の Office は、一般消費者向けには販売されていません。これらの商品を購入したら実際には他のエディションが送られてきて、認証ができないというトラブルが見受けられます。5. メディアが添付されている
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/homeuse/prodinfo.aspx
Office 2021、Office 2019、Office 2016、Microsoft 365 Personal、Microsoft 365 Business Standard にはメディアが添付されておらず、インターネット上からイメージをダウンロードしてインストールするようになっています。マイクロソフトが新しい Office にメディアを添付して販売することはありませんので、メディアが添付されている場合は非正規品となります。
Microsoftが販売するOfficeの正規パッケージ版は以下の形状です。
安いからといって非正規品を購入してしまい、安物買いの銭失いにならないよう注意しましょう。