Microsoft Office2013の延長サポートは、2023/4/11で終了しました。
買い切り版「Microsoft office」はサポート期間が満了すると、更新ファイルが提供されずセキュリティリスクが高まります。以下のofficeソフトをご利用中の方は注意が必要です。
- Microsoft Office 2013 personal
- Microsoft Office 2013 Home & Business
- Microsoft Office 2013 Professional
- Microsoft Office 2013 Professional Plus
- Microsoft Office 2013 Standard
販売済officeのサポート期間は以下の通りです。
バージョン | メインサポート | 延長サポート |
Office 2010 | サポート期間満了 | サポート期間満了 |
Office 2013 | 2018年4月10日 | 2023年4月11日 |
Office 2016 | 2020年10月13日 | 2025年10月14日 |
Office 2019 | 2023年10月10日 | 2025年10月14日 |
Office 2021 | 2026年10月13日 | 予定なし |
本記事では、Microsoft officeの更新・買い替えを検討している方に向けて、購入方法と価格比較ををご紹介いたします。
Microsoft 365 と Office 2021 の違い
Microsoft Office (マイクロソフトオフィス)最新版への更新は、「Microsoft 365」か「Office 2021」のどちらかを検討するのが一般的です。
無料で使えるWEBブラウザ版もありますが、有料であればこれまで通りOfficeをPCにインストールして利用することが出来ます。
「Microsoft 365」か「Office 2021」の大きな違いは契約体系です。
Microsoft 365
サブスクリプション型で、月額や年額で支払いが発生します。
Office 2021
買い切り版で、一度購入すれば永続利用できますがサポート終了期間が決まっており時期が来たら改めて更新する必要があります。
なお、パソコンを購入するときにセットされるofficeは、「プリインストール版」と呼ばれます。
以下の比較表より用途に合ったOfficeを検討しましょう。
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Office 2021 (永続) | Microsoft 365 (サブスク) | Office 2021 PCセット版 (プリインストール) | |
形態 | カード or コード![]() | カード or ライセンス![]() | PC付属カード![]() |
買い方 | 買い切り | 年額 or 月額 | PC購入時に 付属 |
利用数 | 1アカウント×PC2台 | 1アカウント×PC5台 6アカウント×PC5台など | 購入したPC1台のみ |
移行 | ライセンス移行可能 | ライセンス移行可能 | セット購入PCのみ移行可能 |
更新 | 購入バージョンの 更新プログラムのみ | 常に最新版へ更新 | 購入バージョンの 更新プログラムのみ |
ポイント | サブスクを避けたい | 今後の主流 | PC1台なら安価 |
【買い切り版Office】選び方
購入後に更新費用がかからない、買い切り・永続版の最新は「Office2021」です。
Amazonや楽天などのショップでカード版(プロダクトキーが記載されたカードが郵送)とコード版(プロダクトキーが記載されたメールが送付)があります。
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Office 2021 永続版 (買い切り) | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
バージョン | Home & Business 2021 | Personal 2021 | Professional 2021 | Home & Student 2021 for Mac | Professional Academic 2021 |
対象 | 全ユーザー | 全ユーザー | 全ユーザー | Macユーザー | 教育機関 |
利用年数 | 買い切り | 買い切り | 買い切り | 買い切り | 買い切り |
Amazon カード版 参考価格 | ¥35,553 | ¥32,780 | – | ¥26,180 | ¥36,218 |
Amazon コード版 参考価格 | ¥32,742 | ¥29,502 | ¥59,202 | ¥22,392 | ¥59,202 |
楽天カード版 参考価格 | ¥35,000 | ¥32,780 | – | ¥26,180 | – |
アカウント | 1ユーザー | 1ユーザー | 1ユーザー | 1ユーザー | 1ユーザー |
台数 | 2台 | 2台 | 2台 | 2台 | 2台 |
Word | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Excel | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
PowerPoint | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
Outlook | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
Access | × | × | 〇 | × | 〇 |
Publisher | × | × | 〇 | × | 〇 |
Windows | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
MacOS | 〇 | × | × | 〇 | × |
iPad/iOS | × | × | × | × | × |
Android | × | × | × | × | × |
OneDrive 1TB | × | × | × | × | × |
買い切り版で迷ったらコレ!Office Home & Business 2021
一度購入すれば更新費用がかからない買い切り版ライセンスで、WindowsでもMacでも両方同時でも利用できるOfficeは「Office Home & Business 2021」だけです。
「Office Home & Business 2021」はWordやExcelだけでなく、PowerPointも含まれておりプレゼン資料作成も可能です。
価格の安い「Personal版」との違いは、「PowerPoint」と「OneNote」が含まれているかいないかです。

1ユーザーが、WindowsPCもしくはMacなどのデバイスへ2台までインストールできます。
対応OS:Windows 10/11、MacOS
インストール可能台数:2台
アカウント数:1ユーザー
永続利用可能
アプリ:Word/Excel/Outlook/PowerPoint
無料のOneDriveを利用することでドキュメントの共有作業が可能となります。

【買い切り版Office】単品価格
「ExcelやPowerPointだけほしい!」というユーザーは、単品購入も可能です。
ただし、ソフトが統合されたOffice製品より割高になる場合がありますのでご注意下さい。
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アプリ | Amazon カード版 参考価格 | Amazon コード版 参考価格 | 楽天 カード版 参考価格 | 備考 | |
![]() | Excel 2021 | ¥17,904 | ¥14,652 | ¥17,903 | 1ユーザー 2台のPC Windows /Mac |
![]() | Power Point 2021 | ¥17,904 | ¥14,652 | ¥17,903 | 1ユーザー 2台のPC Windows /Mac |
![]() | Word 2021 | ¥17,904 | ¥16,092 | ¥17,903 | 1ユーザー 2台のPC Windows /Mac |
![]() | Access 2021 | ¥17,904 | ¥14,652 | ¥17,903 | 1ユーザー 2台のPC Windows /Mac |
![]() | Visio Standard 2021 | ¥50,380 | ¥45,342 | ¥50,380 | 1ユーザー 2台のPC Windows |
![]() | Visio Professional 2021 | ¥95,480 | ¥85,932 | ¥95,480 | 1ユーザー 2台のPC Windows |
![]() | Outlook 2021 | ¥17,904 | ¥14,652 | ¥17,903 | 1ユーザー 2台のPC Windows /Mac |
![]() | Publisher 2021 | ¥17,904 | ¥14,652 | ¥17,903 | 1ユーザー 2台のPC Windows /Mac |
![]() | Project Standard 2021 | ¥105,380 | ¥94,842 | ¥105,380 | 1ユーザー 2台のPC Windows |
![]() | Project Professional 2021 | ¥158,202 | ¥175,780 | – | 1ユーザー 2台のPC Windows |
【買い切り版Office】の注意点
Microsoft Office 2021 のサポート満了予定は「2026年10月13日」です。
2023年以降に購入すると、3~4年でサポート満了となりますのでご注意下さい。
今後は、サブスクリプション(月額・年額)が主な契約体系になると思われますので、「Microsoft365」製品も検討の一つとすることをオススメいたします。
【買い切り版Office】インストール方法
こちらの記事をご参考ください。
【サブスクリプション型】Officeの選び方
「サブスク」と略される「サブスクリプション型」の契約で、1年間ごとに利用する費用を前払いするレンタルのような契約が「Microsoft 365」です。
Amazonや楽天などのショップでカード版(プロダクトキーが記載されたカードが郵送)とコード版(プロダクトキーが記載されたメールが送付)があります。
なお、法人向けには「Microsoft 365 Business Basic」などのプランがあり家庭向けにはないアカウントの一括管理機能などが含まれます。
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Microsoft 365 | ![]() | ![]() | ![]() |
バージョン | Microsoft 365 Family | Microsoft 365 Business Standard | Microsoft 365 Personal |
対象 | 全ユーザー | 全ユーザー | 全ユーザー |
利用年数 | 1年間 | 1年間 | 1年間 |
Amazon カード版 参考価格 | ¥18,400 | ¥17,952 | ¥12,142 |
Amazon コード版 参考価格 | ¥14,904 | ¥14,531 | ¥10,514 |
楽天カード版 参考価格 | ¥18,399 | ¥17,952 | ¥12,980 |
アカウント | 6アカウント | 1ユーザー | 1ユーザー |
同時利用台数 | 5台 | 5台 | 5台 |
インストール 台数 | 無制限 | PC/TAB/スマホ 各5台 | 無制限 |
Word | 〇 | 〇 | 〇 |
Excel | 〇 | 〇 | 〇 |
PowerPoint | 〇 | 〇 | 〇 |
Outlook | 〇 | 〇 | 〇 |
Access | 〇 | 〇 | 〇 |
Publisher | 〇 | 〇 | 〇 |
Windows | 〇 | 〇 | 〇 |
MacOS | 〇 | 〇 | 〇 |
iPad/iOS | 〇 | 〇 | 〇 |
Android | 〇 | 〇 | 〇 |
OneDrive 1TB | 〇 | 〇 | 〇 |
法人向け Teams Exchange SharePoint | × | 〇 | × |
サブスク版で迷ったらコレ!Microsoft 365 Family
2名以上でインストールできるオフィスを利用するなら Microsoft 365 Family が一番お得!家庭でも法人(商用)でも利用可能です。
Microsoft 365 Familyは、1つのサブスクリプション契約で最大6アカウントまで利用できます。
また、1アカウントで同時に5台まで利用できインストールできる台数は無制限です。
単純計算すると、16,560円で30台のPCでPowerPointまで使える正規品のOfficeを1年間利用できます。

2023年3月時点でAmazonオンラインコード版の価格は、16,560円です。
6アカウント利用できるので、1アカウントあたり ¥2,760/年 となります。
月額は ¥230/月 です。
各5台同時に利用した場合、なんと1台 ¥46/月 となります。
なお、OfficeをPCへインストールできる「Microsoft 365 Business Standard 法人向けのライセンス契約」は「¥1,360/月」ですので機能の違いがありますが、とにかくofficeがPCで使えればいい、という場合は大きな価格差となります。
購入はこちらよりお願い致します m(_ _)m

サポートが終了したOfficeを使い続けるリスク
メインストリーム サポートに加え、延長サポートも含めたすべてのサポートが終了すると、仕様変更や新機能のリクエスト、無償サポートに加え、セキュリティの更新プログラムや、有償サポートなど、マイクロソフトが提供する重要な更新を含む、すべてのサポートが受けられなくなります。
セキュリティ リスク
https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article-office2010-eos.aspx?activetab=office%3aprimaryr13
- 有害なウイルス、スパイウェアの感染
- 情報漏えいの危険性
- 更新プログラムの提供なし
- テクニカル サポートの対象外
ヤフオクやAmazonなど非公式激安Officeの危険性
身近なヤフオクやAmazonでは、非公式経由のOfficeが激安価格で販売されています。
価格が安いからといってこのようなofficeを購入すると、インストールができなかったりライセンスの認証エラーになったりとトラブルが多く報告されています。


Microsoftより非正規品のofficeについて見分け方がアナウンスされています。
Pro製品やOffice365、メディア付きのofficeは非公式です。

1. Office Professional Plus や Office 365 を販売している
Office Professional Plus は、企業向けの商品で一般消費者向けには販売されていません。また Office 365 は 2020 年 4 月より Microsoft 365 に名称を変更しています。これらの製品は、すでに利用できない不正なプロダクト キーとセットで販売されているケースが数多く報告されています2. Office Home and Student、Office 365 Home Premium を販売している
Office Home and Student、Office 365 Home Premium は、日本国内向けには販売されていません。Office Home and Student を購入したが、実際は他のエディションが送られてきて、添付されていたプロダクト キーを使って認証できなかった、という問題が報告されています。3. 他国語版を販売している
Office は、各国の環境に合わせて商品をご提供しています。他国語版をご購入されても、日本国内では認証されません。購入したが認証できずに利用できない、サポートを受けることができないというトラブルが発生しています。4. OEM 版、DSP 版と称したエディションを販売している
OEM 版、DSP 版の Office は、一般消費者向けには販売されていません。これらの商品を購入したら実際には他のエディションが送られてきて、認証ができないというトラブルが見受けられます。5. メディアが添付されている
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/homeuse/prodinfo.aspx
Office 2021、Office 2019、Office 2016、Microsoft 365 Personal、Microsoft 365 Business Standard にはメディアが添付されておらず、インターネット上からイメージをダウンロードしてインストールするようになっています。マイクロソフトが新しい Office にメディアを添付して販売することはありませんので、メディアが添付されている場合は非正規品となります。
Microsoftが販売するOfficeの正規パッケージ版は以下の形状です。

安いからといって非正規品を購入してしまい、安物買いの銭失いにならないよう注意しましょう。